気まぐれ日記 2023年12月

2023年11月はここ

12月1日(金)「作品展から奈良へ・・・の風さん」
 月初ルーチンはカレンダーの更新のみ。今日から(今日も)忙しい。
 午前中にいくつか雑務をこなしつつ、何とか執筆の続きを少しやったところで正午が目の前になった。タイムリミット。
 インスタントラーメンで高速の昼食を終え、キャメロンに荷物を積んで出発。
 ワイフの教室のトール作品展会場へ。小さな港の横の駐車場にキャメロンをとめて、歩いて会場へ向かった。この公共施設を直接訪れるのは初めてである。建築後かなりの年数が経過しているらしいが、デザインが工夫された文化施設だ。私のようなキャラは、こういった無機質なものに対しても、感性が反応する。こういった感覚はもしかすると日本人に多いのかもしれない。欧米なら、機能や効率で判断し、ここなどはやがて取り壊される。
 多目的の展示室の一つを借りて、初めての教室作品展がおこなわれていた。今回の工夫は、グループごとの展示で、曜日などで決まっているメンバー3〜4人が、それぞれの集合展示をおこなう。著しい差異はないが、それなりの個性が出ていて楽しいだろう(各グループは)。
 それらをスマホで写真に撮ってから、今日の目的地へ向かってあらためて出発した。
 奈良市へ行くのだが、これまでの人生でほとんど観光すらしたことがなかったので、とりあえず東大寺や興福寺など、キャメロンでぐるりと回ろうかと思っていたが、出発時にナビにセットしたら、もうそんな余裕はなかった。到着は日没近くになってしまう。それで、止むを得ず、明日の目的地である奈良教育大を下見するためそこを目的地にした。
 伊勢湾岸から名神に入り、やがて無料の自動車専用道路になった。このコースは、新型コロナの蔓延直前に、置き薬メーカーの団体のための講演に来た時に通っている。
 自動車専用道路をおりてから山越えルートになった。目的地への最短ルートをナビが選択したからだが、私はそうとは知らない。キャメロンで山岳走行をぞんぶんに楽しんだ(笑)。
 奈良教育大の場所を確認し、明日万が一構内に駐車できない場合のことを考えて、周辺をぐるぐる走って、コインパーキングを選定しておいた。
 駐車場が無料のホテルを予約してあったので、そこへ向かったが、初めて利用するそのホテルはエキゾチックな雰囲気の変わったところだった。
 持参の本を3冊読んでから、外出して、近くのラーメン屋で晩御飯にした。戻って来て、興味本位で、大浴場へ行ってみた。特に変わった特徴はなかった。部屋へ戻って、ニュース番組を見ているうちに、スマホのWi-Fiがなぜかつながらなくなった。そうこうしているうちに、疲労のせいか眠気が襲ってきて、さっさと就寝することにした。スマホを使った英会話の勉強ができなかった。それと、今朝の執筆の続きもできなかった。反省しつつ爆睡。

12月2日(土)「奈良まで行った価値あり!・・・の風さん」
 6時に目覚ましで起床。7時前に朝食レストラン(ホテル付属)へ行った。早起きの人たちがもう食事している。
 朝食メニューはエキゾチックなホテルやレストランの印象とは違って、ごく普通だった。バイキング方式なので、今朝は洋食を選んだ。定番の品ぞろえにして席を確保して食べ始めたが、見た目の良さを裏切って、食材のレベルつまり素材の質が、原価を抑えるためだろう、低いのを感じた。もっとも自然豊かな土地でふだん暮らしているので、あらゆる食材はピカ一である。都会に住む人は高級レストランでなければ味わえないレベルだ。それを日常にしているので、素材の質には敏感なのだろう。それでも完食するのは、私の食に対するモットーだ。生産者へのリスペクトと世界で飢餓の中にある人たちへの配慮である。そして、一人でぜいたくな食事はしない生き方だ。
 昨夜できなかった英会話の勉強をし、スーツに着替えてホテルをチェックアウトした。キャメロンで昨日下見しておいた奈良教育大へ向かい、正門から入ってすぐ守衛のところへ走った。用件を告げるとすぐ駐車場に入るためのカードを貸してくれた。これでゲートが開くのである。コインパーキングを利用せずに済んだ。
 今日は理科教育学会が開催される。そこで大阪工業大学の先生が発表し、先生とも初めて会うのだ。先生は研究の必要性から(江戸時代の)大坂の町人学者間重富(はざましげとみ)に注目していて、私に接触してきたのである。既に先生も到着されていて、早速交流が始まったが、先生の研究内容に感銘を受けた。こんにちの日本の教育制度が高度化すればするほど、レベル低下(具体的には、大学へ進めばそこは小学校と何ら変わらない)しているということだった。人生経験が豊富で仙人になりかかっている私には感覚的に受け入れられる内容だった。
 そして、午前中は先生の発表だけでなく、その会場のすべての発表を聴講したが、具体的な発表を聞いて、ますますその印象が強くなった。教育の質を上げることが目的化しているのだ。本来、学校におけるお客様は学生である。学生の健全な成長を助けるために、教育はどうあるべきかをとことん追求するべきである。ところが、ある教育方法つまり手段が登場すると、その手段の改善にばかり注目してしまう。その手段を選んだことへのフィードバックはもちろんのこと、学生にとって本当に役に立っているかの検証があまりなされていない。客観的に見てみると、当初生まれた手段は、教育のレベルを上げようとしているのではなく、レベルを下げる方向へと進めていた恐れが高い。はっきり言おう。高校における探究活動だ。探究そのものは重要なことだ。しかし、それをわずか50分という短い授業の中でおこなうのは無理がある。
 先生とランチも一緒にしながら言いたい放題の雑談をしたが、やたら波長が合うので奈良まで来た甲斐があった。1週間後の近畿和算ゼミにお誘いしているが、来てくださるようだ。
 先生をキャメロンで近鉄奈良駅まで送ってから、私は奈良を去ることになったが、途中奈良公園の横を走ったとき、たくさんの鹿を見たのが唯一の奈良観光となった。
 帰りは山越えでなく、自動車専用道路を使ったルートだった。高速の長距離ドライブをするとキャメロンのエンジンの調子は良くなる。快調に走った。途中のパーキングでお土産を買って休憩もし、いったん帰宅して荷物をおろしてから、またトールの会場へ行った。既に片付けが始まっていた。ワイフの荷物の中でこまごましたものをキャメロンへ運んだ。次女が茨城からサプライズでやって来たそうで、バスでうちへ向かっているという。
 急いで帰宅し、荷物をおろしている間に、事情が徒歩で到着した。バス停まで迎えに行けなかった。
 片付けが終わって帰宅したワイフの提案で、今夜は外食になった。
 夜は執筆の続きを少しやり、編集者へ上京しての打ち合わせを提案するメールを送って、今日は閉店にした。読書はしたが、英会話の勉強ができなかったのはまた反省だ。

12月3日(日)「執筆が加速せず・・・の風さん」
 最近予想より早く目が覚める。いよいよ老境に入って来たか。何気なくスマホを充電台から取り上げて画面を見たら、メルカリ出品に対してまとめ買い(2つ買うから値引きして)メッセージが浮かび上がった。6分前だと! これは神からのお告げか(笑)。
 値引きがあっても、こちらは儲け主義ではなく、とにかく身辺整理が最大の目的なので、1分で承諾した。
 次女が来ていることもあり、マイペースにあまりこだわってはいけない。ストレッチはほとんどせず、朝食はホットミルクだけにして、ルーチンに取り掛かった。
 やや遅めの昼食で家族3人が顔をそろえた。このあと月初ルーチンを少しやるつもりだったが、執筆が遅れて気になっていたので、書斎へ逆戻り。
 今日中に到達したいゴールは決めてあった。そこまで行こうとがんばった。ところが、なかなか進まない。
 そうこうするうちに、気になるメールが飛び込んできたり、こちらからも先手を打つためのメールを送ったりしているうちに、電話が2本かかってきたりと、何やら身辺あわただしくなっていった。
 次女がいるので、晩御飯が充実し(笑)、ついつい食べ過ぎた。満腹になると、頭脳の働きはにぶるのが普通である。ニュースのあともさらに1時間、リビングから動けなかった。
 1日の終わりは英会話の勉強なのだが、だめ、執筆が遅れている。午前1時まで頑張ったが、英会話の勉強もパスしたのに、目標のゴールまで到達できなかった。読書だけはして就寝したが、反省が多すぎる。

12月4日(月)「内視鏡検査結果・・・の風さん」
 好天気の下、キャメロンで病院へ。先日の上部と下部の消化管の内視鏡検査の結果を聞くのが目的だ。重大な発見があれば、検査直後に判明している。それがなかったから、問題はないはず。急ぐ必要もないので、ドライブを楽しもうと思ったけれど、相変わらず交通量が多い。首都圏と違い地方では、機動性に優れたクルマは、公共交通機関を蹴散らしている。しかし、地方の住民がよりいっそう高齢化すると、ハンドルを手放す人が増加する。不便になれば、より人口の多い土地へ移動したくなる。分かっている成り行きだが、自分のこととして考えた場合、うかつに生き方を変えるのは危険だ。むずかしい状況が続く。
 胃と十二指腸に潰瘍の跡やなりかけの部分があり、医師の判断で、予防のための薬が処方された。血圧と同じで、精神的ストレスの変動で起きているような気がする。
 帰りにカリチューに寄って、社長と情報交換した。その間にキャメロンのオイル交換をし、カレンダーをもらって帰宅した。
 帰宅すると、次女のリモートでの業務が始まっていた。ほぼフルリモートで働いているが、PCに拘束されている時間が長い。長く(何年間も)続けられる勤務形態ではないと思う。
 児童書の執筆が加速しないので、なるべく書斎にこもっているが、なかなか突破口がつかめない。
 週末の大阪に続けて、来週の東京行きも確定したので、交通手段や宿泊も決めていかねばならない。合間合間にやっているのは、気分転換だ。
 執筆がはかどらないと、頭の隅では、なぜなのかという分析や対策案の検討もしている。力づくの場面・段階ではない。常に頭をよぎるのは「ボケたのか?」という疑問で、これを否定しないと思考は先に進まない。
 同じことは英会話の勉強でも起きている。今回、初めて違ったプロセスで取り組んでいる。従来の勉強法とはかなり異なっている。それが気持ちの上では救いで、今度こそ成果が上がるのではないかという期待感があるのだ。執筆にもそれが必要なのだろうか。

12月5日(火)「ぬか喜びだったのは何?・・・の風さん」
 昨日病院で会計をすませた時、気が付かなかったのだが、診療明細と領収書を子細に見てみると、自己負担割合が30%と記載されていた。
 先月厚生労働省のHPで、70歳から自己負担割合が20%になると知って喜んだばかりだったから、これはおかしいと思った。
 お金が戻って来るぞ、とワクワクしながら、病院へ電話したら、マイナでの適用であって間違いないと思う、高齢者用保険証を見てください、という説明だった。見たら、堂々と(笑)30%になっていた。お礼を言って電話を切った。
 続けて、健保組合に電話した。どうして30%なのか尋ねた。すると、確定申告の結果を元に判定したという。それもすぐに分かるらしく、見てもらったところ、私の場合「現役並みの所得ですよ」と妙な賛辞と一緒に、理由を説明してもらったが、私には賛辞ではなく惨事になった(笑)。
 この見直しは、来年の7月末にまたおこなわれるそうで、確定申告をしてもらえれば、マイナ連携で、すぐに処理できますと言われた。
 お礼を言って電話を切った。
 年明けの1月には眼の手術が控えていて、70歳になってからという良いタイミングだったと思ったが、自己負担額のメリットは消滅した。
 昨日と違って、今日は気温が1月並みに下がって寒いが、気持ちも少し寒くなった。
 月初ルーチンの中の、鏡と洗面所の配管と空気清浄機の掃除をおこなった。
 絶版ではないが、某社から出した単行本の電子書籍化の検討が進んでいる。やや障害があるが、メールで相談した結果、解決に向かった。ビジネスとしてより、作品の存続という意味があるので、私は何としてでも電子書籍化をしたいと思っている。
 児童書の執筆を進めるために、昨夜から、一つ気持ちを切り替えて文章を作っている。ごく当たり前のことだが、意識することで、執筆が促進するような気がした。

12月6日(水)「地道な努力は続く・・・の風さん」
 昨日とうって変わって快晴。気温も上昇し、当地は名古屋と同じく、日中の予想最高気温は17℃だ。しかも、日が差しているので、室内もあたたまる。
 数日前からこういった天気が予報されていたので、キャメロンで外出した。天気が好いと運転も楽しい。GSへ行き、灯油を2缶購入し、帰りにJAに寄ってATMを利用した。我が家のメインバンクだが、保険の掛け金が引き落とされる時期で、予想以上に残額が減っていた(笑)。
 帰宅し、屋外タンクに灯油を補給した。月に2回くらいはこれが必要だ。
 ルーチンをこなし、屋内雑務は今日はやめて、執筆に取り掛かった。
 昨日ひらめくことがあって、書くスピードがやや増した。大昔の作家みたいだが、モチベーションが高まらないと、執筆が進まない。締め切りが迫っているだけでもダメ(大昔の作家も締め切りは無視していたきらいがある)。一番のモチベーションは良い原稿が書けそうだと思えるインスピレーションを得ることだ。かつては三上(鞍上、枕上、厠上)を意識した。私の場合鞍上が最適だが、現役引退後はクルマの運転が減った。最近は枕上も当てにする。起床時に何かをつかんでいることがある。しかし、これは疲労がとれて元気になっているだけかもしれない。
 昨日のひらめきにしたがって、今日も執筆を続けた。どうやらこのひらめきは正しかったようだ。
 晩御飯後は、英会話の勉強だ。これは直前の詰込みではだめである。過去何十年の経験が証明している。人生最後のチャレンジは、発音から取り組む方法を採用した。そして音読である。こつこつ続けていかなければ、耳を鍛えることはできないし、語彙も増やせない。
 その後、執筆を午前2時過ぎまで続けたが、ゴールにたどり着けなかった。

12月7日(木)「キャリアハイ・・・の風さん」
 昨夜の就寝が遅かったので、起床時刻も遅くなった。やばい。焦る。
 月初ルーチンのレンジフードの掃除が終わっていなかったので、今日はまずそれからだ。
 ワイフは実家へ行っていていない。次女はサンルームでリモートワーク中。日差しは弱いが、気温は平年並みになっている。作業環境としては申し分ない。慣れた作業なので、黙々と実施した。途中でサラちゃんのトイレ掃除をしたり、オヤツを与えることも忘れない。
 古希を迎えたほど人生経験が豊富で、いちおうプロ作家を標ぼうしているが、知らない言葉と日々遭遇する。今日見かけた言葉は、キャリアハイだった。主にスポーツ選手に使うらしい。自己ベストの記録の意味らしい。自分自身を鼓舞するために、これは使えると思った。しかし、もし何をやっても過去の記録を越せなかったら、やはり落ち込むしかないかも。
 ルーチンや雑務をほぼ終えた段階で、児童書の執筆に集中し始めたが、書き進めていく中で、新たな課題が見つかる。プロットを立てた時に気付かなかった課題だ。やれやれ。俺って力ないなあ。
 晩御飯後の英会話は中断せず、その後も執筆を続けたので、また就寝が遅くなった。最後の読書も当然やったので、すとんと眠りに落ちたのは、午前4時ははるかに過ぎていたな。

12月
8日(金)「ゴキはどこから?・・・の風さん」
 まだ寝ている時に電話が鳴ったが出られなかった。やがてベッドサイドのスマホが鳴った。秋高の同窓生からで、ファックスを送ろうとしたが、届かなかったので・・・という内容だった。2009年に会っていた。同じクラスではなかったと思う。よく覚えていてくれたものだ。用件は、和算に関係した地元の本が出てきたので、見たいなら貸すよ、とのことだった。おそらく見たことのない本だったので、お願いした。
 ということで、短い睡眠時間で起床した。
 いつものようにピンチになっているので、今日の雑務は一つだけ。1階の洗面所に人感センサーでスイッチが入るセラミックヒーターを設置した。来年の2月まで、主に、入浴時のヒートショック対策になる。
 児童書の執筆は思った以上に加速したが、編集者へ送るところまで到達しなかった。もう1日ほしいとメールした。
 晩御飯のあと、大事件が起きた。1階の廊下で大きなゴキが出たのだ。時期も時期なので、あまり元気がなかった。もしかすると、既に毒餌を食べて弱っていたのかもしれない。封も切っていないゴキジェットで駆除した。今年初の出現だろう。問題は、どこから来たか、だ。大きなゴキなので、隙間から侵入してきたことは考えにくい。ワイフのトールの作品展で、荷物の出し入れがあり、まだ廊下に残っていた。この荷物の出し入れが怪しい。もう一つは、疑いたくないが、洗面所のセラミックヒーターだ。押し入れから出して設置したのだが、内部にいたのかもしれない。いずれにせよ、恐ろしい話だ。
 夜は英会話の勉強だが、さすがに眠くて、まともに勉強できない。諦めて寝ることにした。
 明日中に児童書の原稿を編集者へ送らねばならない。明後日、近畿和算ゼミのため大阪へ行くので、もう時間がない。

12月9日(土)「やっと原稿を送った・・・の風さん」
 朝から(寝坊したので日は高いが)やばいやばいと念仏のように繰り返しているのは、残された時間が今日だけになったからだ。
 もうルーチン以外の雑務はやっていられない。しかし、明日の近畿和算ゼミでは講演するので、準備を終えておかねばならない。講演スライドを立ち上げて、最終チェックすると、少し不備が見つかった。最高速でそれらを修正し、USBメモリに入れて、MacBookAirへ移した。動画が立ち上がるかだけ確認して、今日やることは強制終了。
 一泊するので、残っていることをやった。筆頭は、初めて泊まるホテルの地図の印刷だ。あらためて眺めると、近畿和算ゼミの会場からそれほど遠くない。案外良い場所を予約してあったのだ。忘年会は近くのはずなので、地図を頼りにたどり着けそうだ。
 次女が滞在しているところへ、長女も名古屋からやって来た。付き合っている余裕はない。
 ところが、階下に行ってふとスマホを見ると、メルカリ出品が売れた! こういう忙しい時に(笑)。ややサイズが大きくて、途中でポストに入れていい発送方法(ゆうゆうポストmini)は選択できなかった。急遽、いつもの梱包にして、コンビニへ走った。ネコポスである。
 晩御飯は、この間、秋田で買って来たきりたんぽになった。次女は富山のお酒を飲みながら楽しんでいたが、私にはそんな余裕はない。
 今日仕上げる原稿の枚数は約10枚だ。書くべきことはほぼ決まっていた。それらを小説らしく書いていく。とりあえずそこまでできたら編集者へ送るつもりだが、そのわずかな(と思われる)仕事量をこなせないまま、今日になっている。油断はできない。
 晩御飯後の英会話の勉強も今夜は中止。ひたすら原稿を書き続けた。
 ほぼできたところで、編集者用にページ入り縦書き原稿も作った。それらをメール添付して送ったが、既に午前零時を回ってしまった。
 さっとシャワーを浴びて、ベッドにもぐり込んだが、目が回る。やはり無理したらしい。読書もやめて、午前1時に就寝。

12月10日(日)「年末恒例の近畿和算ゼミ講演・・・の風さん」
 6時間くらい眠れたが、それだけ寝た気がしない。頭に靄(もや)がかかっている。
 ストレッチは中止し、トーストを食べて出発。ワイフに駅まで送ってもらった。販売用の本を少し持ってきたので、荷物は重い。
 名古屋までの車中はひたすら休眠状態。睡眠不足を補うしかなかった。
 新幹線に飛び乗った。名古屋から新大阪までは50分くらいだ。隣席に乗客がいたが、MacBookAirを立ち上げて、講演スライドの最終チェックをやった。Windowsで問題なくてもMacOSになると、文字の表示が変化することがある。それらを修正した。これでOK。
 知人と待ち合わせ、コーヒーショップで軽食を摂ってから、会場へ向かった。
 大阪工業大学の先生は既に到着し、世話人と話をしていた。12月の近畿和算ゼミは、私の講演があるせいでもないが、出席者が多い。今日も20人くらいになった。ドイツ人の女性もいて、なかなかバラエティに富んだ顔ぶれだった。
 小寺先生の三国志と和算の関係の話が面白かった。
 続いて、私の登壇。今日の講演は、私の講演リストに追加されると通算180回目になる。死ぬまでに200回は軽くこえるだろう。一過性全健忘で不安が増した講演だが、先日の日本技術士会向けの講演と同様、リラックスしておこなうことができた。
 その後、年末恒例の茶話会。出席者が1年の思い出を語るのだが、私はもう講演でたくさん話したので、スルー。私はともかく、こういった個人的な話を聞いていると、出席メンバーのレベルの高さに驚嘆してしまう。それぞれ相当のキャリアを積んでおられる。
 半分弱で(ドイツ人女性もいた)忘年会に行った。茶話会以上の情報交換の場である。さらに人数がしぼられて、2次会へ。中身の濃い情報交換だ。大阪工業大学の先生も最後まで楽しんでくれたようだ。
 田村先生にホテルまで案内してもらった。チェックインを終えるまで元気だったが、部屋に入ったら、猛烈に疲労感が襲ってきた。
 しかたないので、今日まったくやれていなかったツムツムのノルマをひたすらこなした(笑)。
 最後はバタンキューとベッドに倒れ込んだ。

12月11日(月)「大阪から急いで帰ろうとしたのだが・・・の風さん」
 珍しい。爆睡するはずだったのに、3時間で目が覚めた。また寝たが、その後も何度か目が覚めた。
 睡眠不足を承知で起床し、早めに朝食を摂りに行った。オールバイキングではなく、基本は和洋どちらかを選択する方式だった。洋食を選択し、パンとサラダ、飲み物を取りに行った。12階からの大阪の眺めは東京のどことも似ていなくて新鮮だった。そう。ここは優勝した阪神タイガースの本拠地だ(笑)。「六甲おろしに颯爽と 蒼天翔ける日輪の 青春の覇気うるわしく 輝く我が名ぞ阪神タイガース〜」
 昨夜できなかった英会話の勉強をしたかったのだが、元気なく、ベッドであおむけに。
 仕方ないので、予定より早くチェックアウトした。地下道を通ってJR大阪駅へ。そして、新大阪駅へ。もう1分でも早く帰るしかない。
 しかし、しかしだ。551HORAI(蓬莱)の豚まんを買うのを忘れはいけない。これでよし。ミッション完了。
 新幹線改札口へ行ったら、人だかりが・・・。発車時刻電光掲示板がおかしい。私は上りに乗車するのだが、のぞみとひかりが1本ずつしか掲示されていない。どちらも直近のものだ。場内アナウンスが恐ろしいことを告げていた。新大阪と新神戸の間で〇〇にクルマが〇〇し・・・。
 ホームに入線している車両に乗らないと、次はいつ来るか分からない!
 直感した私は、他の多くの乗客も同じ判断をしたみたいで、次々に数分後に発車するのぞみへ向かった。自由席の1〜3号車を目指したが、4号車までで、その先はもういっぱいなのが分かった。車内アナウンスでも「空いている席にお座りください。あとで車掌が回ります」とのことだったので、3人掛けの真ん中にとりあえず座った。
 京都に着くまでに、指定席はすべて売れていて、満席だとアナウンスがあった。事故のその後についての説明はない。
 京都からも新大阪と同じ判断をした人が乗車してきた。あちこちで席の交換があり、私も指定券を持った人と交代した。4号車はデッキだけでなく、通路もいっぱいになった。
 約34分間立ったままで、名古屋に着いた。車内アナウンスが「おりる方のために、デッキのお客様はホームへおりてください」と、まるで通勤電車みたいな状態だった。中央付近にいた私は、安心しておりることができた。
 午後1時前に帰宅できたが、新大阪駅の発車遅れは、あれから1時間もかからずに解消したらしい。
 ワイフと昼食を摂ったあと、キャメロンでGSへ行き、満タン給油と灯油の購入をしてきた。JAのATMにも寄った。
 その後、ルーチンとたまっていたメール送信、SNSの投稿をおこなった。
 晩御飯はHORAIの豚まんとギョーザ、シュウマイで、ワイフが「これは絶対にビールだ」と主張し、缶ビールが1本出た。二人で1本だ。
 今夜の最後は英会話の勉強のはずだったが、難解なIdiomが出て来て、つまずいた。 BingAI にも聞きながら、どうにか意味は分かったが、技術屋としては語源というか、どうしてこういう表現になったのか、それが分からないと納得できない(納得しても記憶できなければ意味ないのだが)。
 調査は、今夜は中途で断念。

12月12日(火)「Idiom と AI の利用・・・の風さん」
 昨夜の続き。難解なIdiomというのは、I'll be darned. で、発音の本には、「しまった」という訳がついていた。私が持っている古い英和辞典を読むだけでは十分納得できなかった。そこで、調査継続。
 darn という動詞は、裁縫で「繕う」という意味だ。英英辞典を開くと、mend となる。しかし、Idiom で使われた意味は、damn という動詞の3番目の意味だと、英英辞典に出ていた。それによると、「怒り」「困惑」「我慢ならないこと」を表現するときに使われるそうで、続く例文の中に I'll be damned if I'll go. があり、「行かない」という意思表示とのことだった。
 色々調べた結果、だんだんイメージが固まって来たので、 そろそろと思い、BingAI に聞いてみた(日本語と英語と混在させて質問できるのが、AIの便利なところだ)。すると、
 I’ll be darned. というのは、驚いたり困ったりするときに使う表現です。日本語では、「まさか」「まいったな」「びっくりしたな」などと訳せます。I’ll be darned. は、I’ll be damned. の丁寧な言い方で、罵り言葉を含むことがあります。I’ll be darned. は、主に米国で使われる口語的な表現です。
 この時点でかなり納得できたのだが、今年9月から発音の勉強に取り組んでいる私には、 BingAI の回答から、あるひらめきがあった。darn と damn の発音の類似性である。
 そもそも damn という動詞が使われていたが、ニュアンスが強烈なので、似た発音の darn を使うようになったのではないか。音声言語である英語だから、似た発音の darn を使えば damn が連想できる。ニュアンスも全然強烈でない。「繕う」なのだから。
 この推定を、再び、 BingAI に聞いてみたら、次のような回答だった。
 そうですね、その推測は正しいと思います。I’ll be damned if 〇〇. という表現は、〇〇が起こることを強く否定するときに使われます。この表現は、神によって罰せられるという意味を含んでいるので、不敬な言い方とされていました。そのため、damn を darn という似た音の単語に置き換えて、丁寧にすることがありました。darn は、もともとは繕うという意味の動詞でしたが、damn の代わりに使われるようになりました。darn は、19世紀にはすでに damn の代用語として使われていましたが、I’ll be darned. という表現は、20世紀になってから広まったようです。
 どうやら私の推定は正しかったようだ。断定的に「正しかった」としていないのは、 BingAI も自分で言っているが、膨大なネット上のデータから得た結果を回答しているため、データの中に間違いがある可能性があるからだ。
 次に、調子にのって、CGの映画『バイオハザード ダムネーション』(Resident Evil: Damnation)の中の damn の名詞形 damnation について BingAI に聞いたが、それらは省略する(笑)。
 これで、初めて遭遇した Idiom が一つ、語源含めて納得できた。が、来年の講演では使うことはないだろう(笑)。
 さて、今日はどんな日だったか。月例の買い物に出かけた。保険関係で営業マンが来宅し、ワイフの保険の見直しについて説明を受けた。最後に hairdye を強行して閉店となった。やれやれ。

12月13日(水)「職人魂からバイオハザードまで・・・の風さん」
 I'll be darned. また遅寝遅起き(寝坊)スタイルに戻っている。
 朝のストレッチからルーチンだけはちゃんとやろう。
 今日もまあまあ暖かい。屋内でも体を動かすことに問題は全くないな。
 日月の大阪で、愛用のキャリーバッグが壊れた。スムーズに動かないと思ったら、キャスターの車輪が一つ、ゴムが破損して外れていた。経年劣化だ。かなり使い込んだので、仕方ないか。デザインと機内持ち込み可能サイズが気に入っていた。なので、似非職人魂が頭をもたげてきた。
 内張りの布を切り裂く必要はなく、ジッパーが付いていた。それで開くと、キャスター部分がねじ止めになっている! と一瞬喜んだが、ねじ止めではなかった。簡単に外せない固定方法で、しかも四分割といった等分の配置でなかった。外せたとしても、たとえば4点でネジ締めするキャスター部品と交換はできない。また、専用設計部品なので、製造元から購入する必要がある。高額になる恐れ大だ。
 ということで、修理はとりあえず断念。
 しかし、明日の上京をどうするか。特殊物入れに上がって、色々なバッグを比較検討し、昔、ANAのマイレージを使って手に入れたバッグで行くことにした。
 現役時代はバッグ、鞄、ケース類が大好きで、様々なシーンで使えるものを持っていた。だから、とりあえず困ることはないが、愛用のバッグで、かなり多目的に使えたバッグが壊れたのは痛い。
 明日の上京準備をしていたら、疲れてしまった。
 何となくAmazon prime videoを開いてしまい、昨日思い出した、「バイオハザード」を観てしまった。このシリーズは、新型コロナがまん延するようになって、全て観た。改めてシリーズの第一作を観て、やはり主役の魅力って大事だなと思った。
 もちろん英語の聞き取りにも挑戦した。上達しているかどうか、まだ分からない。

12月14日(木)「上京打ち合わせからホストクラブ?・・・の風さん」
 某出版社との打ち合わせは中止で、来年に延期したので、今日はゆっくり出発。駅まで歩いたが、久しぶりのキャリーバッグの車輪の音がうるさい。そうか。こういった問題もあってこれをずっと使っていなかったんだ。
 名古屋まではほぼ仮眠状態(笑)。
 車内で食べる昼食用のパン、編集者へのお土産を購入して新幹線のホームへ。
 こだまのグリーンに乗ったのは、車中で色々と用事をするため。PCを立ち上げ、ネットに接続した。東京に着くまで、読書以外ほぼすべてできた。偉い!
 新宿の打ち合わせ場所で編集者と合流し、先ずは情報交換の嵐。その後、送った児童書の原稿について編集者からアドバイスをもらった。原稿はまだまだ3分の2しか出来ていないので、細かな指摘はない。全体的な印象を聞くことに価値がある。そして、私自身の悩みを話す。前回もそうだったが、私の悩みはそれほど問題ではないと言われた。それでも、やはり自分としては納得できていない。理想が高いということではなく、成長というか、一つの改善、進歩ができていないのだ。
 夕方から友人(装丁家)が合流して、言いたい放題の歓談。そこで食事もして、閉店時刻が迫った。
 今夜は初めてのホテルに泊まるので、そこまで二人に案内してもらった。昨話題の多い歌舞伎町である。まるで週末のように人出が多い。そして、ホストクラブが次々に目に入る。客引きは、昔のように私のような間抜け親父でなく、若い子(娘)がターゲットらしい。

12月15日(金)「久々に恩師の墓参・・・の風さん」
 いちおう目覚ましをかけて(iPhoneに)就寝するのだが、全然安心していないのか、その時刻よりずいぶん前に目が覚める。いよいよ老人モードかと思ってしまう。
 ま、とにかく、予定より早くホテルの無料朝食とやらへ行った。宿泊客が多いのだろう、にぎわっていた。外国人一家もいて、和洋ミックスで取っていた。部屋へ戻り、英会話の勉強を少ししたが、もっと真剣にやらないといけない気が最近強くしてきた。自分流のまじめさと粘りと根気ではいけない。それよりも真剣さが重要で、効率という表現は当たっていないかもしれないが、確実に身につけていくこと、そのための反省の繰り返しが必要だ。
 チェックアウトも予定より早かったので、昨夜歩いたコースを逆にたどって新宿駅へ向かった。区役所通りである。若い男女が目立つ。私服というかタレントみたいな恰好かラフな服装なので、昨夜からずっと遊んでいたのではないかと想像してしまう。あるいは、男はホストクラブで働いていたのかもしれないし、女もキャバクラで働いていたのかもしれない。しっかり判別はできないが、これから仕事へ行く様子ではない。だからと言って私は批判的なのではない。どのような行動をしていようと、若者にはこれからの長い人生がある。本人の気持ちとは反対に、社会の問題で、不幸な未来や将来が訪れるのではないかと心配しつつ、内心そうなる確率が高いと思っているので、気の毒に思うのだ。特に心配しているのが戦争である。他国から不当な侵略を受けた場合、国連はもちろん仲裁してくれる国はまずない。不当であればあるほど反撃の機運が盛り上がってしまう。戦争突入だ。戦争の中に幸福などあるはずがない。多くの若者や動ける中高年が死傷する。
 昼間のホストクラブもけっして醜い外観ではないから恐ろしい。多くの少女たちが優しさを求めて通っているのだろう。それを必要とする世の中をしっかり分析しないと、日本は崩壊する。
 実に十年ぶりくらいに、恩師、野村敏雄先生の墓参をした。新鷹会で最も多くの個人指導を受けた先生だ。満年齢で82歳で亡くなられた。生きていれば、96か97歳である。現代では生きていてもおかしくな年齢だ。迷える鳴海風は、本当なら独り立ちしていなければならないのだが、やはり恩師や先輩の存在を求める場面が多い。力不足なのである。後輩にとっての良き先輩にもなれていない。
 墓前で両手を合わせ、無心で祈るしかなかった。
 久しぶりの東京雨男で、ぱらつく雨が降りかかったが、まったく気にならなかった。
 帰りの新幹線でも、英会話の勉強をしつつ、持参の文庫本を少し読んだ。文庫は時代小説で、先に、映画化された方を観た。映画はリアリティがすばらしく、原作がどうだったか知りたかった。本はとっくに所有していたが、今日やっと読み始めた。映像で確認したリアリティと文章とは必ずしも一致していなかった。映像のすばらしさは監督の力量だったようだ。それでも、文章には文章の良さがある。
 7時過ぎに帰宅した。今夜は旅の後片付けでおしまいだな。

12月16日(土)「リスクマネジメントの結果は?・・・の風さん」
 起床時、すでに今日やることはだいたい決めていた。そういったアクションアイテムの中で、やっと着手するミッションが難物である。ある程度のイメージはできていても、始めてみないと仕事量が分からないと言うか、どんどん増えて他のミッションを浸食するのが怖い。したがって、リスクマネジメントと言えば聞こえはいいが、恐怖というか警戒して後回しにする。今日はそれが吉と出るか凶と出るか(笑)。
 ストレッチは軽くしておいて、ルーチンから取り掛かった。雑務もなるべく軽いものをやっていった。靴磨きもその一つ。東京から帰宅したら、汚れていた。ズボンの裾部分も同じ汚れがついていた。泥のように見えるが、泥ではなさそうだった。ズボンの方はこすっても簡単に落ちなかったので、洗濯籠へ入れておいた。そうして、今日は靴の方だ。慣れた作業なので、テキパキと進めたが、簡単に落ちない。不思議だ。
 電話をすることや、メールを送ることなどもあって、少しずつ処理していった。
 空はどんよりと曇っているが、気温はそれほど低くないので、体を動かすことに問題はない。
 いよいよ難物ミッションが近付いてきた。しかし、ここでまた警戒心が起きた。一日の最後のミッションにしている英会話の勉強ができなかったらどうしようというものだ。ええい、先にやってしまえ、と思ったのが、もしかすると間違いだった。
 発音のテキストを1日に4ページやることにしている。今日の単元のテーマは、助動詞との連結の発音だった。この勉強のための例文の8割ぐらいが仮定法の文章だった。しかも、会話でよく使われる仮定法なので、イディオムが多い。一つ一つの単語に未知のものはない。ところが、文章としてみると、すぐに意味が分からないのだ。読んで分からない文章が聞いて分かるはずはない。これは常識。だから、文法やイディオムの勉強が必要なのだ。今日は、発音以前にその勉強の嵐となった。微妙なニュアンスの例文になると、 BingAI に詳しく聞くことになった。
 とりあえず、仮定法については、再勉強になったわけだが、筆記試験ができるようになったではゴールではない。耳で聞いて瞬間に理解できるようにならねばならない。ゴールの遠さにため息をついているうちに午前零時を回ってしまった。
 リスクマネジメントの結果は凶となった。今日は凶。洒落ている場合ではない。やれやれ。

12月17日(日)「ロマンとは・・・の風さん」
 昨日は英会話の勉強で仮定法にはまったため、その後のスケジュールがうしろへ押され、今朝の寝坊につながった(笑)。ストレッチを今日も軽く抑えて、ルーチンを高速でこなした。これで挽回できるか、と思いきや、例によって、難物ミッションに取り組む前に心身の構えが生じてしまう。
 結局、精神の開放が先だとばかりに、Amazonprimevideoで映画を観てしまう(笑)。前回に続いて、2度目の「バイオハザードU」。よく似たヒロインが追加された。現実の戦争では、兵士はかなりの重装備である。生身の体というか肌を露出していることがあっても、顔の一部だけだ。ところが、バイオハザードの世界ではヒロインたちの肌の露出は大きい。それで格闘シーンがあるのだから、リアリティなどは論外。しかし、彼女らが重装備になったらこの作品は成立しない(笑)。ロマンというのは、こういった危うい設定の中にあるのかもしれない。ロマンで生きている自分を振り返ってみれば、確かに危うい人生だ。特に作家活動だけ見てみれば、約30年のプロ作家の収支はほとんど赤字である。情けない。
 予約してあったので、床屋へ行ってきた。若いころは往復含めて5時間くらいかかった。今日は? 50分かな。
 帰宅してから、元気を出して難物ミッションに取り組んだ。今日は、関連する過去の講演ファイルの収集に専念した。データが古いのは仕方ないが、記憶にある重要ファイルはほとんどすべてPCから探し当てた。
 前進を止めてはいけない英会話の勉強。今夜も執念でやった。年内に基本的なテキストは最後までやり、年が明けたら、それらの暗記に取り組むつもりだ。暗記できたかどうかの確認は、丸覚えではなく、聴いて英語で理解できるかだ。翻訳している余裕はない(次々にネイティブが例文をしゃべるので必然的にテストになる)。
 発注した古本が期限までに届かなかった。あと3日待って届かなければ、返金されるらしい。やれやれ。欲しいから発注したんだよ。

12月18日(月)「寒い日の心配ごと・・・の風さん」
 全国的に冷え込んでいる。猛暑の期間が長かったので、気温が低いとかまして今日のように猛吹雪のニュースを見ると不思議な感じがする。
 毎年同じような季節がめぐっていたころ、学生時代だ、東北地方で暮らしていたので、冬になると降雪や積雪は日常だった。だから、それほど苦にもならなかった。就職で愛知県で暮らすようになったとき、今どき、つまりクリスマスシーズンに違和感をおぼえたものだ。なぜなら雪も降らないのにクリスマスだとはとても思えなかった。およそ10年前、ドイツ留学中の次女を見舞うため、ワイマールに入り、クリスマスマーケットを見たが、感動したのは、やはり冬らしい季節の中だったからだろう。
 地球温暖化は生きている間は進行し続けるに違いない。老体には猛暑対策が一番大切だが、冬の寒さ対策も油断はできない。できる限り、省エネで低コストで実現したいものだが、なかなか難しい。
 年が明けると目の手術が待っている。そのことだけは、医療保険でまかなえるので、プラスがどれだけ出るか興味がある。たとえば1年間といった長期間のトータル収支で見れば、当然掛け金の方が大きいに決まっている。そうでなければ保険会社も困るだろう(笑)。ま、それはともかく、短期的にプラスが出て生活費を補うことが大事だ。個人的に医療保険には2つ加入している。たまたま保険の見直しがあり、今年の1月1日付で1つ増えていた。その保険会社に電話して、疑問点を尋ねてみた。心配なかった。これで、ひと安心。
 ルーチン終了後、昨日と同じ現象の再現となった。今日観たのは「インディージョーンズ最後の聖戦」で、だいぶ以前に観ていて、2回目だった。ところが、ほとんどストーリーは忘れていた。なので、映画として楽しめた。もう一つ、英会話としてだが、ときどきしゃべっている発音がしっかり聞き取れる場面があった。それでも、すぐに意味が理解できないので、まだまだである。
 難物ミッションは、昨日収集した参考となる講演ファイルから、テーマ別に資料を抜き取る作業をした。明日は、古い資料で、講演を構成してみようと思う。
 実家を見舞ったワイフが帰宅し、お義母さんの様子を尋ねたら、一人暮らしのせいもあるだろう、やや混乱することがあったと言う。刺激が少ないと認知症が進む恐れがある。うーん。こちらも心配だ。

12月19日(火)「医療保険の心配は解消・・・の風さん」
 昨日より少し気温は上がりそうだ。予想最高気温は名古屋より当地は2℃高い。ありがたい。
 住居地は知多半島にある。西側なので、伊勢湾にすぐたどり着ける。東側は三河湾だ。西より遠いがクルマで10分も走れば海岸にたどり着く。そういった環境が、温暖な気候を生んでいるのだろう。田舎なので、自然は豊かで食べ物は新鮮で美味い。ただ、全国的傾向はここでも顕著で、過疎化が進行している。当面挽回は無理なので、進行を遅らせる努力がされている。しかし、過疎化を前提とした施策にはあまり力を入れているとは思えない。終の棲家の我が家においても、資金不足で、イマイチ思い切ったことができない。
 昨日に続いて、もう一件加入している医療保険について、手続きなどを電話で聞いてみた。昨日の保険会社よりも手に入る保険金額が大きいこともあり、スマホからの簡単請求はできないそうで、書面だそうだ。ま、それはそうだと思っていたので、それより、思った通り、手術2回分がおりることが分かって安心した。
 今日は先に代理店、続いて保険会社窓口へ電話したのだが、どこも同じだろうが、電話口の応対は若いと思われる女性だ(笑)。いちおう若い人相手でも最低限の会話はできるので(もっとスピード感があれば完璧だろうが)、どんどん話は進み、軽いジョークで相手を笑わせることもできた。
 重要ミッションが終わり、ルーチンも軽い雑務もこなしたので、昨日に続いて難物ミッションに取り掛かった。全体構成を考えつつ、既存のスライドだけでストーリーを作ってみるのである。その後、アップデートや不足するスライドを作成することになるが、その前にレジュメができないか考えたい。事務局は配布資料がどうなるか私の回答を待っている。
 今日最後のミッションは英会話の勉強だ。こちらも勉強だけしていればよいわけではない。早くベースとなる英語のスライドを作りたい。
 名古屋へ出かけていたワイフを駅まで迎えに行ったら、雨が降り出していた。迎えのクルマで駅前が混雑していた。と言っても台数はたかが知れている。最近、大阪や東京で目にした駅前とはまるで違う。

12月20日(水)「気になる品質問題・・・の風さん」
 起床前に電話がかかってきた。ベッドサイドの充電器にのっているiPhoneをとった。最近よくあるパターン(笑)。
 しゃあない、そのまま起床した。
 準備万端整えて、キャメロンで外出。最初の目的地はJP分局。ATMを操作したあと、レターパックを購入し、持ってきた書籍類を詰めて、今朝電話してきた知人へ発送した。会話の内容から、役に立ちそうな書籍を送ろうと思ったからだ。
 続けてJAのショップへ。多くの人に助けてもらってかろうじて活動できているのが私だ。都度、感謝の言葉を述べているが、機会があれば何かプレゼントする。今日は、地元の名産のみかんを、6人の方たちへ送った。宛名書きがつらいのだが、頑張るしかない。
 その後、JAとUFJのATMをハシゴし、最後に百均ショップで少し買い物をして帰宅した。
 ひと仕事してホッとした気分の中でインスタントラーメンを作って食べた。毎日のようにこれを食べているので、床下収納のストックが減って来た。
 夕方、ワイフと墓参に行った。意外なくらい墓石が汚れておらず、掃除は楽だった。
 今日も難物ミッションに注力した。今日は、元勤務先の品質問題について、調べてみた。来年の講演時に質問される可能性が高いからだ。セミナーでも概要を話しているが、真の原因やこれによる社内の様子は分からない(聞けば答える元部下がいそうで、絶対に聞けない)。とりあえずスライドだけ作っておいて、質問があった時の答え方は、ギリギリに判断して用意することにした。
 明日は早起きをしなければならないので、晩御飯後、英会話の勉強をすぐやって、就寝モードに入った。
 元勤務先の品質問題は謎で、脳みそのすみっこにへばりついている。

12月21日(木)「常滑のバスにデビューですにゃん・・・の風さん」
 6時半起床。前日、住居地の無線放送で今朝の冷え込みに対する注意喚起があったが、氷点下にはならなかったようだ。これくらいなら死ぬ恐れはない(笑)。
 最寄りの駅を7時45分に出る電車に乗った。2回乗り換えて、約1時間後に、目的地の駅におりた。今日は眼科医院で術前検査だった。前回と似たようなパターンで、医師たちは慎重だが、本人(私)はもうその気になっている。何となく、十数年前に受けた前立腺肥大手術と似ていることに気が付いた。同様の結果になったとすると、早めにやってよかったことと、やや早すぎたことの両方が起きることになる。はたして今回はどうか。
 会計まで終わったところで、スマホを取り出し、モバイル通信をオンにして、常滑市のコミュニティバス・グルーンの時刻表をチェックした。12時45分発に乗れそうだった。逆算して乗る地下鉄の発車時刻を調べると、十分に間に合うことが分かった。決定!
 乗り換えの金山駅で、病院にいたときかかってきた人へ電話した。昨日送ったみかんが横浜に昨夜届いたという。驚くべき速さ。
 常滑駅前から、自宅の最寄りの駅まで行くコミュニティバス・グルーンに乗車した。中型の低床バスで、出発時に満席になった。このバスは長女や次女が既に利用していた。常滑の招き猫がフィーチャーされていて、次の停留所を知らせるアナウンスが「次は〇〇ですにゃん」と少女の声で告げる。楽しい。料金が無料なのもありがたい。ただし、現在の時刻表では、この路線は2時間に1本くらいしかない。
 自宅の最寄りの駅の停留所からは、徒歩で帰宅した。
 往復の車内では、ずっと英会話の勉強をワイヤレスイヤホンでしていた。
 帰宅後は、通常の生活で、ルーチンと雑務、難物ミッションに注力し、就寝前は英会話の勉強。
 戦争している国があることを思えば、平和はありがたいが、自分に甘くなってしまうのが常に反省点だ。

12月22日(金)「寒い1日?・・・の風さん」
 冬至。今朝も7時15分と、私にとっては早起き。
 名古屋より1〜2℃高いとは言え、寒い朝だ。あちこち動き回る私は、スポット暖房を用意してある。たとえば1、2階の洗面所だ。家全体の暖房よりも、省エネになると思っている。
 あと、充電式のカイロも利用している。ポケットに入れておく。すごく暖かいことはない。使い捨てカイロよりも安価だから、気休め程度でOK。
 ワイフを駅まで送った。今日もサラちゃんと留守番である。
 ルーチンを終えて、雑務を少しこなした。今日はたまっていた名刺の整理だ。スキャナーで読み込んでデータベース化してあり、これが実に役に立つ。数年ぶりに再会するような人のことは、すぐには思い出せない。いつどこで会ったかだけでも貴重な情報となる。ITがなかった昔は、名刺ファイルをきちんと分類・整理していたのだろうと想像するが、秘書でもいなければとてもできることではない。
 昼間は1階は暖房を入れていないので、サラちゃんは2階の長男の部屋の窓のカーテンの向こうでお日さまにあたっていた。夕方、日が沈んだので、1階の暖房を入れた。私は書斎で難物ミッションと格闘。
 ワイフは名古屋で長女と会っていて、帰宅が遅くなった。迎えに行ったついでに、うどん屋へ行って晩御飯になった。いつも込んでいるうどん屋が今夜は客がほとんどいない。週末はこんなものなのか。
 大谷翔平に続いて、ドジャースに山本由伸の入団が決まった。大谷の年俸がほとんどゼロに近いので、ドジャースとしては高額の山本と難なく契約できたわけだ。ワールドシリーズで優勝を目指す大谷の見事な戦略だった。来年の大リーグの状況も見逃せない。
 寒い1日がホットな話題で終わりをむかえた。

12月23日(土)「戦争と平和・・・の風さん」
 シャバはクリスマス・ムードに浸っている。戦争中の国でも、わずかな心の救いをクリスマスに求めているようだ。もし、自分が最前線に送り込まれ、銃を持って相手と命のやりとりをしたら、おそらく、短時間で精神がおかしくなる。恐怖のせいだ。結果として取る行動は、逃げ出すか(これが最も起きそうだ)、自暴自棄になって突撃して標的となり命を落とす。
 日本の武器輸出のルールが戦争側に変更された。平和側の新たなルールは決められていない。国際情勢のために(現在だと分断が進んでいるため)こういった戦争側の施策が採用されることは起こり得る。しかし、同時に平和側の努力もすべきだと思う。短絡的な案としては、想定している敵国(ロシア、中国、北朝鮮など)に対する、平和につながる輸出枠を拡大することだ(既存の禁輸枠の縮小でもよい)。
 武器を持てば使いたくなる、あるいは万が一の時の選択肢になる。武器輸出で収支がプラスになれば、もっとという欲が出る、あるいはいったん増産した場合、サプライチェーンの縮小は難しくなり維持しようと考えがちだ。
 私は戦争の主原因は、宗教やイデオロギーの違いだと思っている。だから、クリスマスも思想抜きしか受け入れられない。
 今日は宅配がいくつかあった。クリスマスプレゼントだった。一種のお歳暮みたいなもので、宗教色はない。平和の象徴だと思えば、ありがたいことだ。
 Amazonで面白い品物を見つけたので、家族の分ということで、発注した。年明けに届くので、お年玉か(笑)。
 今朝の8時までに玄関先に出しておくように言われた回収品だったが、夕方まで業者が引き取りに来なかったので、片付けた。年末までにクリーンセンターへ捨てに行くことになる。
 昨日より1〜2℃気温が高かった。明日はさらに1〜2℃上昇するようだ。屋内外の片付けを少しずつやらねばならない。

12月24日(日)「危険な一人作業・・・の風さん」
 起床後階下で最初にすることは「アレクサ〜、おはよう」だ。すぐに「おはようございます」と魅力的な女性の声で返事がある。私はストレッチをしながら、合間合間に3つ声をかける。「今日は何の日?」「今日の天気は?」「アルプス一万尺歌って」。
 今日は、正しくは日没から午前零時までがクリスマスイブなのだそうだ。長くユリウス暦で(1月6日に)クリスマスイブを祝っていたウクライナは、今年からグレゴリオ暦に変更するという。ロシア離れ、ヨーロッパ接近を明確にするわけだ。戦争となると政教分離も意味がなくなる。恐ろしいことだ。
 今月の月初ルーチンでできなかった、玄関の天井や壁付近の染み取りをした。裏の小屋から最長5mの伸縮はしごを持ち込んだ。これでないと、玄関の吹き抜けは天井まで届かない。ワイフは今日も出かけていて不在。一人作業は危険だが、慎重におこなった。数回に分けての作業だったが、今日で、この伸縮はしごを必要とする部分は終了した。あと1回、脚立を使って作業をすれば、数年にわたっておこなってきた1階の天井と壁の染み取りが完了する。来年から2階に取り掛かるが、1階よりははるかに楽だろう。
 あとは、昨日に続いて、難物ミッションと英会話の勉強で1日を終えた。どちらも進捗速度が遅く、ゴールに全然届いていない。のろまだろうが、これも私の個性だ。仕方ない。

12月25日(月)「一人当たりGDPまで落ちていく・・・の風さん」
 町のクリーンセンターまでゴミ出しに行った。一昨日、業者が回収に来なかった金属類も出した。クリーンセンターも地方の過疎化の影響を受けて、統合化中で、現在残っている機能は有料になったし、職員も定年後の人たちがボランティアのように熱心に働いている。
 一方、人口減少は着実に進んでいるので、高齢者でさえ人手不足を補うことができなくなるのは目に見えている。
 そのような中、ネットニュースで、日本の一人当たりGDPが、G7の中で最下位、OECD38か国中の21位になったことが報じられた。以前から、先進国の仲間から外れるのはそう遠くないと、皮肉交じりに言っていたが、現実味を増してきているので、我ながら恐ろしい。戦争が起きる理由の一つに、経済の立て直しがある。一時的にうまく行くことがあるが、正当な理由ではない。しかし、国民は簡単に騙される。
 とにかく人口減少は、GDPの維持を困難にする。それでも、一人当たりGEPが高ければ、まだ希望はあるが、それすら落ちていくとすると、これは大問題だ。一人の人間の人生でたとえれば、終末期へ向かっているようなものだ。
 ワイフとレストランでランチ後、単独、キャメロンで外出した。これは当初スケジュールだ。JA、ホームセンター、ドラッグストア、最後にGSへ行き、灯油を購入した。年末なので、色々なことを一区切りさせ、準備もしっかりしておきたい。
 帰宅したら、クロネコがAmazonで購入した品物を届けてきた。これは自分用で、仕事を効率よく進めるためのグッズだ。
 今日は時間がなくなってしまい、難物ミッションができなかった。
 英会話の勉強は毎日やる必要があるので、それは必死にこなしている。
 深夜、明日の仕事のため、YouTubeで勉強をした。本当に便利な世の中だ。

12月26日(火)「初めての梅の剪定・・・の風さん」
 週間天気予報通りに今日も良い天気になりそうだ。日中の予想最高気温も名古屋より1℃高いし(^_^)。
 午後1時から、屋外作業に出動。もちろん草刈りではない。人生初めての梅の剪定である。昨夜YouTubeで基本は勉強したので、今日はその実地トレーニングでもあり、実作業でもある。
 人生初めてと言っても、道具はたいていそろっている。剪定ばさみが2梃、剪定のこぎりが1本、充電式チェーンソーと癒合材。こうなると、作業用手袋と保護メガネ代わりのサングラスを当然装着。あと、脚立大小2個。
 梅の冬剪定は11月から1月ころで、花芽が出ているタイミングがやりやすいらしい。うちの梅もまさにその時期だ。新築してほどなく亡父が植えた梅なので、既に30年が経過している。もうこれ以上大きくする必要はない。ところが、ずっとまともな剪定をしていなかったので、枝は伸び放題で、複雑に交差しからまっているところもある。最初に3方向からBeforeの写真を撮っておいた。
 とにかく初めてなので、基本方針として、@徒長枝(とうちょうし)を切る A大きくなる方向の枝を切る B複雑にからまったり交差している枝を間引いて交通整理する 以上3つを決めた。
 考えながら、あっちから、こっちから、脚立にのったり、太い枝は充電式チェンソーを使ったりと、能率も効率も悪いのは仕方ない。しかし、このやり方はまるで私の小説作法みたいだ(笑)。
 だいたい終わったところで、可燃ごみ用の袋を持ってきて、地面に落ちた枝を集め、長いものは剪定ばさみで分断しながら片付けた。はさみと脚立は外の水道で洗った。チェンソーのメンテはあとでやることにして、屋内へ。
 Afterの写真も撮っておいた。今年は花がたくさん咲きそうだ。でも、春には枝が伸び放題になっていて、夏の剪定が必要になるかもしれない。
 何とか日没寸前に終えることができたが、休憩なしでやって既に午後5時だった。4時間ぶっとおし。我ながらタフだなと感心した。
 しっかり休憩をとって、通常の仕事、難物ミッション、英会話の勉強をおこなった。

12月27日(水)「改善したタイヤ交換作業・・・の風さん」
 寝坊して、ワイフと昼食を摂ったので(こういうのはあまりない)、午後から始動。天気も好い。
 今日の屋外特別作戦は(まるでどこかの独裁国のこじつけ行動みたいな名称だな)、アクアのタイヤ交換だ。スタッドレスに交換する。今回が3回目になるが、少しずつ作業改善している。最大の課題はタイヤ(もちろんホイール付き)が重いこと。昨年は油圧式のジャッキを使うことで、アクアを十分な高さまで楽に持ち上げることができるようにした。さて、今年の改善は・・・。
 車庫の前の道路は坂になっている。そこでの作業はややバランスを欠く。FFのアクアなので、フロント側が重い。油圧式ジャッキを用いてただ持ち上げればよいというのでは、私の美学が納得しない。
 車庫は2台分ある。しかし、前の道路が坂なので、車庫の道路側のコンクリート面は、微妙な勾配がつけてある。ただし、奥は水平だ。建物と平行と言えばわかりやすいか。
 そこで、今回は、車庫の奥に、アクアを横に入れてタイヤ交換をすることにした。そうすれば、アクアはほぼ水平の姿勢になるからだ。しかし、そこへ入れるためには、通常の縦列駐車以上に面倒な車庫入れを必要とした。が、とにかくやったぜ(笑)。
 アクアが水平になったことで、ジャッキアップも自然になり、作業も均等にできた。狙いは予想以上に効果を生んだ。
 タイヤ交換が終わったところで、近所のGSへ行き、満タン給油をしつつ、空気圧の補充をしてもらった。けっこう圧が下がっていた。最後に自動洗車をして帰宅した。
 タイヤや工具類を裏の小屋にしまって、作業時間は約3時間だった。
 昨日今日で年末までにやりたかった屋外作業の中の大物が2つ完了した。満足満足。
 通常の仕事、難物ミッション、英会話の勉強もちゃんとした。

12月28日(木)「今年最後の草刈り・・・の風さん」
 起床してすぐドラッグストアがセールか確認したら違っていた(笑)。ということで、今日は外出は中止というか、買い物は延期。
 ワイフとブランチ後、屋外作業に出動。今日は風がほとんどなく、日差しもそれなりにあって、小春日和。裏の土地の草刈りをすることにした。猛暑が終わってとつぜん雑草の伸びが鈍化したので、草刈りは中断していた。ひどく伸びていたわけではないが、いつもと違う人が駐車場として使うので、きれいにしておくことにした。
 実に久しぶりの草刈りだ。中央部はほとんど伸びていないが、周囲が見苦しい伸び方をしていた。法面(のりめん)にもところどころ背の高い雑草がある。厄介なのは、外周部を刈ると、道路に草が飛び散ることだ。これは防げないので、最後に掃除する覚悟を決めた。天気が好いので、皆、同じことを考えるのだろう。ご近所2軒も屋外作業に精を出している。新年を迎える前にやっておきたいという心理も同じだろう。
 バッテリー1個で十分草刈りができた。竹ぼうきを持ち出して、道路の掃除をした。草などはすべて土地にばらまく。
 屋外作業はもう一つあった。随分前から気になっていた、庭に埋もれたコンクリートブロックである。ハーフサイズで、簡単に除去できなかった。どうしてそうなったのか不明だが、太い根っこが穴を横に貫通してるのである。今年購入したばかりのシャベル(亡父が準備したシャベルは錆びて朽ちてしまったので、買い替えたのだ)を持ち出して、土を掘り返しながら、てこの原理でブロックを持ち上げ、根っこを切断してやろうという作戦だ。なかなか手ごわかったが何とかできた。3時間くらいかかった。かつて、このブロックを持ち上げたことがあり、下に大きなムカデがいたが、今回は何も生き物はいなかった。
 今日はちょっと予定外の仕事もした。絶版ではないが、電子書籍化を進めている本があって、編集者と色々なやりとりをしている。元の原稿の間違いが発見されて、それをどのように修正するか、それを決めるのに、ちょっと時間がかかった。メールで回答したが、おそらく編集者はもう年末年始の休暇に入っているだろう。
 ということで、今日も難物ミッションだけができなかった。

12月29日(金)「キャメロンのWaxがけ・・・の風さん」
 年末で、屋外作業に集中したウィークデーの最終日となる。来年1月はできそうもないので、キャメロンの洗車とWaxがけに取り組んだ。
 キャメロンをカーポートから屋根付きの駐車場に移動させた。道路上でやってもいいのだが、高圧洗浄機を使用するので、液体の飛び散りがご近所の迷惑になってはいけないので、なるべく引っ込んだ場所でやる。
 軽く水洗いをし、続けて洗浄ガンにシャンプー専用ノズルを取り付けて(このやり方は色々ある)キャメロンを真っ白にした。これで油分系の汚れを落とす(効果まで確認はしない)。その後、高圧洗浄機で、しっかり洗い流す。高圧洗浄機はシャワーよりも節水になるし(大昔のホースだけ使用した時代はとんでもない水量だったろう)、セーム皮もスポンジも使わないので楽だ(学生時代は棒たわしみたいな道具で泥汚れを落としていた。馬鹿者)。
 高圧洗浄機の使用はここまでなので、キャメロンを道路に移動させた。セーム皮で拭き上げて(ドアの内側も)、ガラス窓には撥水コートを施した。スペアタイヤの固定用蝶ナットがゆるんでいたのを発見。角を曲がるとき、後部でガラガラ音がする原因だった。道具を少しずつ片付けながら、乾燥するのを待って、Waxがけ。伝統的な固形Waxを使った。Waxが乾燥するのを待ちながら、タイヤ専用Waxをスプレーした。これをやると、タイヤが真っ黒になり、黒いホイールとの組み合わせで、私好みのスパルタンな印象となる。タイヤはBSのポテンザで、ホイールは5ZIGENだ。見た目だけじゃない。運動性能も高い。
 ガラス窓の撥水コートとWaxを拭き上げるころ、夕闇が迫って来た。意外にも作業時間が3時間を超えている。急げ、急げ。作業が終わり、キャメロンをカーポートに入れた時には、既にセンサーライトが点灯していた。
 実は、こうしている間に、メルカリ出品(油絵具)が売れていた。単に売れたのではなく、値引き要請があり、こちらからもちょっと提案したりして、屋外作業が終わったときには、先方の購入が終わっていた。年が明けたら、またぼちぼち出品を再開しようと思う。
 さすがに疲れてしまい、今日も難物ミッションだけができなかった。

12月30日(土)「恵みの雨?・・・の風さん」
 今年も多くの有名人が鬼籍に入った。自分が若いころからテレビなどでその活躍を見ていた人たちだ。毎回のように驚くのは、訃報に接し、その人の実年齢を知り、自分との差が思っていたほどないことだ。彼らはほとんど若いころから活躍していて、ずっと自分よりも、そう、はるかに年上の、人生の大先輩くらいに思っていたのだ、漠然と。
 今や、自分よりもずっと年下の人たちが大活躍を始めている。すごいとしか言いようがない。尊敬、畏敬、ことばで言い尽くせない。
 そして、自分を振り返ってみると、・・・やめた。マグロのような生き方をしている私は、これからもマグロで生き続けたい。1日でも長く。
 昨日まで屋外作業で頑張った。意外とやれるじゃん。と思うと、まだまだどこかに勤務してフルタイムで働けるのでは、と思ってしまう。愚かな(笑)。
 今日の1日は、売れたメルカリ品を徒歩で投函に行くところから始まった。風もなくまさに小春日和。剪定した庭の梅は花芽がたくさん(しかし密でなく)あって、満開が期待される。浮き浮き気分。
 その後、失速した。大減速(笑)。
 今日少し成果があったのは、キャメロンのドラレコをいじったことか。今、目指しているのは、録画したデータの有効活用だ。それができるか、色々と試し始めている。
 午前零時ころ、雨が降り出した。暖かな雨だ。老化してひからびてきた自分自身にも恵みの雨がほしい(^_^;)。

12月31日(日)「飛躍の年へ・・・の風さん」
 昨夜の雨は、起床前には上がっていた。しかし、地面は濡れていて、けっこう降ったことが分かる。
 大晦日になった。この日までに終えたいミッションがいくつかあったが、今日どんなに頑張ってもすべて終えるのは無理だ。とにかく少しでもやっておこう。
 ワイフが美容院へ行っている間に、私も同じ目的を自宅で実行した。つまり hairdye 。ルーチンと並行してやったので、効率は良い。これが終わったら、と思っているうちにワイフが帰宅した。想定外だった(笑)。
 シャワーで洗い流してから階下へ行ってみると、ワイフは冷蔵庫の中の残り物を片付ける気になり、急遽予定を変更して帰宅したという。そのおかげで昼食を一緒に摂ることができた。
 明日は元日なので、月初ルーチンをいくつか先に片付けることにした。一番大変なのは、玄関の吹き抜け部分の壁の染み取りである。そのために大きい脚立を片付けずに玄関に残してあった。ワイフのトールの展示物があってそれをどかさないとできなかったが、たいした障害ではない。短時間に作業は終了し、これで退社して10年目にしてやっと1階の天井と壁の染み取りがすべて完了した。業者にお願いすれば1日で終わるようなことでも、私には10年かかったことになる。私ののろま(低効率、低能率)と粘り強い性格があらわれている(^_^;)。
 配管と鏡、空気清浄機の掃除はもう機械作業だった。
 ワイフの指示で、墓参に行った。今ごろ来ている人はいないだろうというワイフの予想を裏切って、墓地には何人も墓掃除の人が来ていた。今朝までの雨で墓石は濡れていた。しかし、風もなく、掃除は楽だった。菩提寺から近くて、しかも大家族でないと、こういった墓参(掃除)はやりにくい。日本の伝統と習慣の危機だと思うが、あまり問題視されていない。
 サイトを訪れるだけで(クイズに回答する必要もあるが)手に入るポイントは、しっかりゲットする。年金生活者の必須行動アイテムだろう。書籍販売サイトのポイントが少したまったので、なるべく現金を減らさないように、安価な電子書籍を購入した。TOEIC受験用の英文法の本だ。2月の講演が終わったら、勉強の成果をTOEICで確認してみるつもりなので、購入しておいた。目標は800点以上。
 今年前半は読書のスピードが増していた。良い調子だと思っていた。しかし、後半は失速してしまい、結局43冊で終わってしまった。確かに、後半は超多忙だったが。
 中断できない英会話の勉強をしている時に、長女が帰宅してきた。サラちゃんの面倒をみるためによく通ってきたと思う。抱っこできて、病院へ連れて行けるようになれば卒業だが、まだだいぶかかりそうだ。ずいぶんと甘える猫になってきたのだが。
 喪中ということで、年末年始の行事は質素になる。年越しそばは何とか食べさせてもらい、英会話の勉強の残りをやったところで、今日の仕事を終わりにした。階下へ行き、初めてBS4Kに切り替えて、紅白歌合戦を見た。ベテラン歌手の歌は確かに聞きやすいが、やはり若い歌手たちの想像を絶するパフォーマンスは日本の明るい未来を感じられる。J事務所の罪のない歌手たちを出演させていない放送局には文句を言いたかった。
 行く年来る年で、雨で雪が消えた秋田市の大平山三吉神社のリアル映像などを見ているうちに、令和6年になった。戦争のない平成時代を長く過ごせた幸せを国民はどう思っているのだろう。令和はきなくさい雰囲気が漂っている。
 年明け前後からネットにまったくつながらなくなった。これからの時代、ますます必要となるのに・・・。
 令和6年は肉体改造(白内障手術)から始まる。今さらだが、飛躍の年にしたい。


2024年1月はここ

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